聞いたこともない種類の猫を飼い始めました【その1】
2022年10月11日、突然フクちゃんが逝ってしまって、
私が決めたのは「絶対に仕事は休まない」、でした。
フクちゃんは最期までいい子で、
私が仕事を休まないで済む日に旅立ってくれました。
1年半の介護生活が突然終わり、ものすごい虚無感に襲われましたが、
今は仕事に打ち込もう、
ここで仕事を生半可にこなすのは人に迷惑を掛けることだし、
自分のアイデンティティクライシスに繋がる、
そう思いました。
もともと私の仕事は11月が一番忙しく、
毎年この時期、めちゃくちゃ太ります。ストレス太りです。
ですが、フクさんが亡くなったショックも重なり、
人生最高体重を記録、
湿疹が止まらない、
眠れない、
眠剤の副作用で夢遊病を発症と、
プライベートではもう限界ボロボロでした。
銀仁朗、縞仁朗、ツトムと、
3人の男の子たちはもちろんかわいいのですが、
やはり女の子がいなくなってしまったのが私にはつらく、
女の子が欲しい、女の子にそばにいて欲しいという気持ちが強く起こりました。
女の子だと、女子トークができるというか、
相談相手になってくれるんですよね。
(こいつ頭おかしいと思ったら読み飛ばしてくれていいです)
家人が賛同しないまま、まずは譲渡会に行ってみたのですが、
ご縁はありませんでした。
なんか私、第一印象悪いってよく言われるんですけれど、
やっぱり悪いんでしょうね。
しかも、特に女性受けが悪いので、女性ボランティアさんが大半の譲渡会だと、
やんわりふんわり断られてしまうのです。
おかしいな、こんなに猫を大事にしているのに。
私の希望は、女の子の子猫でした。
子猫を希望したのは、先住と仲良くなれる可能性が高いから。
先住がいなければ別に大人の女性猫でも構わなかったです。
こう見えて結構気にするタイプなので、
譲渡会でお断りされるとまあまあ傷付き、
譲渡会にはもう行くまい、と思ってしまいます。
どうせ選ばれないんだ、そう思ってしまうのです。
ですが、女の子がほしい気持ちは止まらず、
兄に相談してみました。
兄は仕事の関係で純血種の猫をもらうことができます。
「私は別に雑種でもいい、私が見てかわいい子なら猫種にはこだわらない」
と言ったのですが、
「雑種の子猫を見付ける方が大変だ」
と言われ、
とりあえず私の気に入りそうな猫がいたら連絡してくれと頼んでおきました。
年が明けて2月に入ったばかりのころ、
「この猫どう?」
と連絡が来ました。
その時送られてきたのがこの写真。
「ロシアンブルー?」
「いや、シャルトリュー」
この時点ではシャルトリューという猫種の名前さえ知りませんでした。
でも、このしょぼくれた顔がどうにも気になる・・・・・・。
「どんな子? いい子?」
「知らない、今日初めて会った」
「動画とかないの? 動いてる様子が見たい」
「ない、もう帰っちゃった」
ええええええええええええええええええええええ。
この1枚の画像で判断しろというのか。
無理ゲー過ぎん?
でも、どうにもこのしょぼくれた顔が気になる・・・・・・。
シャルトリュー、それはフランスの宝。
フランス人がこよなく愛し、
口角が上がっていることから「微笑み猫」とも呼ばれている。
ネットで調べるとそう書いてあるけれど、
このしょぼくれ顔。
写真1枚で決めるのも大冒険かもしれないけれど、
むしろ選んでいたらキリがない気もするし、
このしょぼくれ顔に賭けたい、これはきっと縁だ!
そう思い、この子に決めました。
2月14日、バレンタインデーに迎えに行くことになりましたが、
当日送られてきた写真がこれ。
すげえしょぼくれている。
予想以上にしょぼくれている!
ああ、この子だ、そう確信して迎えに行きました。
名前は「すゞめ」。
女の子が来たら付けようと前から決めていた名前です。
新海誠の映画から取ったと思われがちですが、
それよりもずっと前から温めていた名前です。
すゞめは11月16日生まれの女の子。
今は9ヶ月になりました。
あんなにしょぼくれていた子猫が、今はこれ。
全然しょぼくれてないし、でけえええええええ!
すゞめはとても明るくておしゃべりでちょっと生意気だけれど、
本当にいい子です。
すゞめが来たときに一番面倒を見てくれたのは、銀仁朗くんでした。
もう12歳なのに、子猫の面倒見てくれてほんと優しい・・・・・。
私はもともと青猫にはそんなに興味がなかったのですが、
一緒に暮らし始めて、シャルトリュー大好きになりました。
さて、この話には続きがありますが、
とりあえず今回はこの辺で。
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