みなさん、こんにちは!
前回のブログで、
新たな治療を提案されているとお話ししました。
家族で話し合った結果、
我が家ではラプロスを投与することに決め、
本日から飲み始めました。
用法通りですと、ラプロスは朝晩1錠ずつですが、
副作用などの様子を見たいので、
とりあえず1日1錠で始めることにしました。
今までも、夜にセミントラ・イパキチン・ビオフェルミンを飲んでいたので、
それに追加して与えます。
ラプロスは錠剤ですが、
フクちゃんは錠剤を飲むのが苦手なので、
潰して粉にして、セミントラに混ぜて与えることにしました。
今日は、我が家がどうしてラプロスの投与を決めたのか、
その理由をお話ししたいなと思います。
基本的に動物の治療は自費治療ですから、
治療の選択肢は無限に(近く)あると言ってもいいでしょう。
愛する家族の病気を何とかしたいと、
勧められるままに色々な治療法を採用している方も多いと思います。
人間だって不治の病になったら、
保険適用外の高額な治療にすがってしまうケース、ありますよね。
もちろん、その治療が効果があればいいのですが、
そうではないことも多いと思います。
また、経済的なことを考えると、
すべての治療法を受け入れることはできず、
選択しなければならない方がほとんどでしょう。
どういう治療法を選ぶのか、
その選択基準はそれぞれのご家庭で異なると思います。
どれが正しい、ということもありません。
が、どう選んでいいのか悩んでいらっしゃる方もいると思うので、
我が家のケースをあくまでも一つの事例として参考にしていただければ、
と思います。
あくまでも、我が家のケースであって、
これを真似しろよ!というつもりは全くありません。
我が家の場合、
身内に西洋医学に基づいた知識や教養を身に付けている人が複数います。
私自身は医学とは無縁ですが、
自分が色々と病気をしてきた中で、
西洋医学による治療の方が効果があったという体感があります。
そんな私たち家族が大切にしているのは、
何よりもエビデンスです。
科学的に効果が立証されているのか、
それを何よりも重視しています。
以前から、私はサプリメントに余り信頼を置いていないと書いていますが、
それは、
本当に薬並みの効果があるなら臨床試験を経て薬として認可されているはずだ、
という大前提があるからです。
いやいや、そもそも日本の薬を認可するシステムやら体系やらが、
西洋医学至上主義によって成り立ってるやないか!
というご批判もあると思います。
はい、その通りです。
ですけれど、日本がもう100年以上西洋医学至上主義をとっている、
その事実も一つのエビデンスとして、
薬剤の効果を判断したいと考えています。
東洋医学を完全に否定はしません。
サプリメントを完全に否定はしません。
私も、肩こりに置き鍼使うことあります。
リフトアップ効果を狙って顔に置き鍼貼ります。
亜鉛不足して味覚障害出てるな〜と思ったら、亜鉛のサプリメントを飲みます。
フクちゃんにも、イパキチンを与えています。
ですが、
どちらも、病気に対する即効性のある効果という意味では、
そこまで信頼を置けないのです。
これは、あくまでも私たち家族の価値観です。
ちなみに、
フクさんの治療方針については、
定期的にセカンドオピニオンをもらっていますが、
これまでのセカンドオピニオンをまとめると、
「療法食もセミントラもイパキチンも、そんなに効果はないかもしれないけれど、
まあ、試したければ試してみてもいいんじゃない?」
です。
外科医に聞くからこういう答えが返ってきているのかもしれませんが、
まあ慢性腎障害ってそういう病気なんですよね。
治る病気ではないから、
何とか進行を遅らせるしかないし、
その子にあった治療法を模索しながら探していくしかないんですよね。
フクさんは猫なので、
人間よりも寿命が短いです。
と同時に、病気の進行も早いです。
ですので、できるだけ早く効果の出る治療法を選びたい、
そのためには治療薬としてエビデンスが共有されているラプロスがいいだろう、
というのが、現時点での私たち家族の結論です。
ラプロスについて、発売元である共立製薬のHPには、
ラプロスの有効成分であるベラプロストナトリウムは、血管内皮細胞保護作用、血管拡張作用、炎症性サイトカイン産生抑制作用及び抗血小板作用を有している。慢性腎臓病の病態における糸球体障害や尿細管間質の炎症及び線維化、微小血栓の形成及びそれらの繰り返しによる虚血状態の増悪に対して、毛細血管の減少や間質の炎症、微小血栓の形成を抑制し、虚血及び線維化を抑制する。
と概要が示されています。
まあ、簡単に言うと、腎臓がこれ以上悪化するのを防ぐ、
病気の進行を遅らせてくれるってことですね。
臨床試験の詳細については、東レのHPに記載されています。
ですが、ラプロスは基本的にステージ2・3の猫に与える薬で、
明示はされていませんが、
ステージ4になったら回復は難しいのかもしれません。
フクさんは少しずつ悪化しているので、
じきにステージ4になってしまうかもしれません。
それを考えると、
飲ませ始めるのは今だろう、というのも、
ラプロスの投与を始める決心をした理由の一つです。
フクさんのかかりつけの病院では、
1錠158円でした。
とりあえず10錠貰ってきてあります。
朝晩飲ませるようになったら、1ヶ月で1万円ほどですね。
まあ、払えない金額ではないし、
ラプロスの効果が出始めたら、
いったんイパキチンの服用をストップしてもいいかなと考えています。
というわけで、
我が家がラプロスの投与を決めた理由についてまとめてみました!
病院で勧められたから、
お医者さんの言うことだから、
と何でも受け入れてしまう人もいますけれど、
いったん持ち帰って、ネットなどで情報を集め、
客観的に検討してみるのが大切だと思います。
人間の医者と一緒で、
開業医になると最新の研究に精通していない獣医師も多いですよ。
今はネットで情報をどんどん仕入れられますから、
できる限り知識を増やした上で、治療法を確定する方が、
のちのち後悔がないと思います。
Twitterでも、ぜひ話し掛けてくださいね!
@fuku_taishi_です。
フクちゃんの画像もTwitterで上げています。
では〜!
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